2002年(平成14年)1月1日発行
1 | 神との一体感を深める祈りで一日を始めよう |
毎朝その日のいとなみを祈りをもってはじめましょう。懇請や懇願の祈りではなく、 神との一体感を深める思念からはじめるのであります。神との一体感が深まるにつれて、 あなたの日常生活が神の叡智によって導かれるようになり、何事を行ってもそれが スラスラ行くようになるのであります。 |
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2 | 明るい未来を築くのは、明るい心と言葉である |
「明るい未来」を作るには、先ず明るい心になり、明るく積極的な言葉を使うように したらよいだろう。人間及び生きとし生ける者の限りない力、生命力、叡智と愛とに 心の焦点を合わせ、たよりないこの世の利益や収入ばかりにアクセスせず、限りない 未来があることに思いをはせるのである。 |
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3 | 「必ずよくなる」という希望があなたを成功に導く |
ヘレン・ケラー女史は「楽天主義こそ一切を成功にみちびくところの信仰である」と 云いました。楽天主義とは、ものの明るい方面ばかりを見て、つねに「よくなる」と 云う希望を失わない「考え方」です。暗いところでは大きな樹はそだちません。 人間でも同じです。心に日光をもつことです。 |
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4 | "笑う"ことは、全身で行う"健康体操"である |
平生よく笑っている人は、胃も腸も、ご機嫌よく、すばらしい働きをして、健康を たもってくれる。つまり、"笑う"ということは、全身で行う"健康体操"のようなもの である。だから少々身体の調子がわるく、気分がすぐれない時でも、「笑う」ことに よって、調子をよくすることができるのである。 |
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5 | 朝の時間はもっとも大切な、いのちの宝石である |
たとえば十分間の朝の時間を生かして何かをやるとしよう。すると一日には十分でも、 朝の時間はとても気持ちがよく能率が上がるから、それは大切な時間になる。一見 こま切れのような時間だが、実に充実した時間だから、これを活用しないという手はない。 朝の時間は、いのちの宝石だと思って頂きたい。 |
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6 | 愛の言葉は、相手を生かし自分も生かす |
柔かく温かい感じのする言葉は、相手を生かすとともに自分自身をも生かすのである。 言葉は創造主であるから、柔かく温かい感じのする言葉を使うように心掛けていると、 次第に自分自身に温かく柔かい性格が養成されるようになり、容貌までにも温かく 柔かい感じがあらわれて来るのである。 |
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7 | 病気は悪くなるのではない。浄化への道である |
病気とは、心の中に何か不調和なものがあるのが病気である。肉体に不調和があらわ れたとき、先ず我々は、その"痛み"に「よくぞ警告を与えて下さった」と感謝し、 自分の心の中に如何なる不調和があったかを反省し、それらを心から放ち棄てるよう にすれば病気は消えてしまうのである。 |
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8 | 先祖を大切にしよう、その家は栄える |
親と子と孫と祖父母とご先祖とは「命の樹」のようなものである。ご祖先は根っこに あたり、子供や孫は枝葉や果実に当たる。だから仏壇や神棚などに毎日お経をあげ、 線香やお花等をお供えするのはとても良いことで、こうして「命の樹」が栄え、良い 果実(子供や仕事などの成果)が実ることになる。 |
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9 | 人類に献げること最も多き者が、最も多くの幸せを得る |
世の中で偉人と言われる人は皆ひとに愛行をほどこし、親切をし、奉仕した人です。 いたずらに功名心にかられ、富や地位を追いかけ廻したものは、皆最後には没落して 悲惨な運命を辿っているのです。多くの人に奉仕し、多くの人々の幸福のために働く 事ほど貴いことはありません。 |
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10 | 内なる心を支配する者が、外なる環境を支配する |
外なる環境は、すべて内なる心によってつくり出されたのであり、「環境は心の影」 であります。自己の心を自由自在に処理しうる人のみ、あらゆる環境に処して、それを 自由に変化することができるのです。環境を変化するというよりも、むしろ、自分の 欲する環境がそのままあらわれて来るのです。 |
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11 | 「善くしてやろう」ではなく、「すでに善いのだ」と思え |
善くしてやろう、という想念は相手を害し、すでに善いとの想念は相手をよくするのです。 決して相手を縛って導こうとしてはなりません。相手の「神の子たる善さ」を 信じてその自由にまかせておくのです。かくて人は本当の自由にまかせられるとき、 正しく生きるようになるのであります。 |
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12 | 父母が明るく仲がよいと明るいよい子が育つ |
人はみな、その教育を最初に家庭の父母からうける。だから父母が明るいと、明るい 心の子が育つ。父母が助け合い、親切な行いをしているならば、自然にそれが子供に 伝わり、彼らの一生を明るく、楽しく、助け合いの人生とするのである。小さいころから 子供に「よいこと」を教えることが大切である。 |
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13 | 神の心を心としたとき、永遠の価値ある仕事ができる |
もしあなたが世界的な仕事をしたいと思うなら、神のみの心が、そのままその人の心で あるような人物になれ。そうすれば間違いなく「世界的仕事」を成し遂げることができる。 何故なら神がすべての創り主であり、真の世界支配者だからだ。神の心を心とした 者は、永遠の価値ある仕事ができるのである。 |
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14 | 愛の実践はあなたに長寿と幸運を約束する |
"神の子"たるあなたには神の愛が宿っているのである。あなたが、内に宿る神の愛を そとにあらわして、常に人々に愛を施し、常に人々に親切を尽すならば、そこに神が あらわれるのであるから、あなたに於いて、神の無量寿があらわれ、あなたは長寿の 生命を生き、老いる事がなくなるのである。 |
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15 | 困難は内なる能力を引き出してくれる"味方"である |
困難は"敵"ではないのである。それはあなたの中にある力(能力)を引き出して くれる"味方"なのだ。それ故困難をさけたり、困難を恐れたりしてはいけない。 今は「難しい」と思っても、その困難を引き金として、力を出し、努力して行くと、 やがて「易しい」と思えるようになる。 |
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16 | あなたの内にはすべてを癒す自然療能力が宿っている |
我々の内部にいて、我々の生理作用を営ましめている力は「内在の神」である。この 「内部の神」は常に内よりわが「肉体」という道具を修理し、栄養を与え、若返らしつつ あるのである。我々は常にその力を認めて感謝するとき内部に宿る神の力は一層 完全に働いて自然療能が盛んになるのである。 |
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17 | 一人がよいことをしても、世界が変わる |
問題はたった一人の行動にだけあるのではないが、一人が変わっても、世の中の 出来事は大きくちがってくる。すこしでも善いことをすると、それだけ国がよくなる のである。そしてそれによって世界的にも貢献して行くことができる。一人でもできる! 一人がやらなくては、何も実現しないのだ。 |
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18 | 本当の幸福は心の平安から生まれる |
幸福は常に内より来る。外に百万の富があろうとも、心の中に平和がなければ何の 幸福ぞや。外に何の富がなくとも、心の平和ありて、人を愛することができるとき、 それが本当の幸福なのである。心の中の平和は神との一体感によって得られる のである。神様から遠ざかるから淋しくなって来るのである。 |
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19 | 他人の成功を祝福する者は無限の祝福を受ける |
人間は一人ではない。自他一体である。だから他人の成功を祝福して、共に喜んで あげられる。その広い愛の心が、自分をも高め上げ、他からの無限の祝福をうける のである。人は、自分のやった結果を、自分で受け取る者だ。人を憎めば、自分も 憎まれるし、人を尊敬すれば、自分も尊敬される。 |
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20 | 「時間」はあなたが持つ最大の資源である。 |
「天才とは努力の別名である」というが、天才ある者も時間を生かさずしてその天才を 伸ばさなければ凡才になってしまう。諸君よ、今日、時間をたくみに生かそうと決心せよ。 「今」の時間は利用しなければすみやかに過ぎ去る。しかしこれを生かして利用する とき無限の価値を生み出すのである。 |
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21 | 「人のために仕える」精神を持つ者に失業はない |
人のためになる仕事は、浜の真砂がつきるとも決して尽きるということはないので あります。ただ尽きるのは、あなたが人のために働きたいというサービスの精神が 尽きるだけなのであります。ですから働く気持さえあるならば、人間は職業がなくて 困るということはありえないのです。 |
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22 | 全てを有難く思う者は人生の勝利者となる |
明るい心持はすべてのものの基礎になるものなのです。太陽を見ても有難い、空気を 吸っても有難い、御飯をたべても有難い、仕事をしても有難い、自分の行くところ、 見るもの聞くもの、皆な有難くなるような人こそ出世する人であり、病気にかからぬ人 であり、長生する人であります。 |
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23 | 人間は皆、祖先と共に生きている |
人間のいのちというものは、神から発して祖先をずーっと貫いて、父母を通して、 今ここに生を享けているのであって、個人のいのちが突如として出現したのではない。 だから我々は、個人と見えていても、個人に非ずして、全ての祖先のいのちと、その 体験記録が今ここに生きているのである。 |
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24 | 目前の困難は、大いなる飛躍のチャンスである |
冬は春への準備の時である。植物は花をつけ、動物は活動を強化し、生命を躍動 させる。それまでにまず「冬に耐える」ことが必要である。一時的には屈するようでも、 その力をもって、高く強く飛躍するのである。外は暗いようでも、春の日ざしは、もうすでに 今ここに射しはじめているのである。 |
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25 | すべての人間に天才と使命とが与えられている |
人間は、何かの目的をもって「作られた」ものである。それは「神のみこころ」といっても よい心によってであり、決して偶然ではない。心には目的というか意志というような ものがある。だから、人間には「使命」がある。特別の役割があり、その人でなければ できない仕事があるのです。 |
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26 | 何事も楽しく悦んでやれば、無限の力が湧き出る |
何事をやるのでも、たのしく生々と、のびのびやることが大切である。いつも悲壮感を 漂わせ、しかめ面をしながら、ハチマキをしめ歯をくいしばっていると、実力が出て こない。もっとおおらかで、のびのびと「神の子・人間」の人生を楽しもう! そうすれば、あなたはどんどん伸びる。 |
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27 | よい事は「今」すぐ、思い切ってやろうではないか |
新しく、有意義なことを、やり始めよう。人は誰でもやりたいことが一杯ある。それらを すぐやり始めよう。「やっても、三日坊主だから」と、最初からやらないよりも、 三日坊主でもよいからやり出せ。するともしかしたら四日、五日と続くのである。 そこから、必ず新しい人生が開けてくる。 |
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28 | 「与え切る」生活をする者に、無限の富は流れ入る |
もし私たちが「与え切る」生活になるならば、真空のところを、空気が自然に埋める ように、宇宙に満つる富が、自然に埋めてくれることになるのである。富を造ろうと 思うならば、先ず「与える」ことによって、「富」の流れ入るための真空状態を 造らなければならないのである。 |
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29 | 「祈り」は、神と人間との不可欠の交わりである |
人間が神の生命から生れたる神の子である以上、神と共に静かに語る時間を持つ という事は、親子が静かに語る時間を持つという事であって是非とも必要なる当然の行事 である。祈りの時間とか神想観の時間とかは神と静かに語る時間である。神に感謝して、 純粋に神と対話する時間である。 |
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30 | 人を外見で判断するな。内なるその人の神性をみよ |
人間をその外見や、服装や、生活習慣によって判断してはならない。実相を見てその 「神性」(仏性)を拝まなければならないのである。どんな人も皆、神の子であり、 その神の子の性質が何人にも宿っているのであるから、どんなに悪く見える人も、 その奥に神性が輝いているのである。 |
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31 | 幸せになるには、小さな善の積み重ねが必要である |
人はとかく小さなことをないがしろにする。ちょっとした言葉でも、人の心を傷つける ことがある。それを続けていると、ちょっとが大事件にまで発展する。だから小事を あなどり、「これくらいはいいや」で日々を過ごしてはいけない。幸せになるためには、 小さな善いことの積み重ねが必要である。 |
1999年(平成11年)1月1日発行
1 | 明るい希望はよき運命をひき寄せる |
人はその心によって運命を切り開いて行く。しかも「心」の通りの運命を作るのだ。 それは丁度小説家が、その心の通りの筋書きの小説を書くようなものである。だから 心を明るくすることが大切で、世の中の暗い面を見ず、明るい面を見、欠けている点 を見ず、足りている所に感謝することだ。 |
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2 | あなたの出発点は常に「今」である |
今があなたの時なのだ。今!実に今だ!今のほかに時はない!今あなたに与え られているすべてのことを今段々乎として敢行せよ。今あなたに可能であると見える ことを何のためらいもなしに今実行せよ。今できることは今できるのであって、ほか の時にできるかどうかはわからない。今が懸命だ。 |
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3 | 困難な問題に面した時は常に神に振り向くべし |
汝が人間力を絶したる複雑な解決困難なる問題に面した時、常に神に振り向くべし。 神はすべての解決である。「神様」と呼びかけよ、全身全霊をもって神に呼びかけよ。 その間神の全能を信ずべし.少々の疑いも、恐怖も持つべからず。疑いと恐怖とは神 の救いの波に対する絶縁体である。 |
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4 | 他に尽くすために働く人は人々をひきつける |
関心と興味とが自分自身のみに集中している人は人をひきつける力はないのである。 もし諸君が自分自身以外のことに、人々のために関心をもち、愛をもち、善意をもち、 しかもそれを実践し、人々のために尽さずにおれないような親切さを発揮すれば、 諸君はたちまち大勢の人々を集め得る一大磁石となるのである。 |
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5 | 最も美しいものはあなたの「笑顔」である |
あなたは、毎日、笑顔をふりまき、感謝や喜びの言葉をのべているだろうか。明るい 言葉をドンドン出しなさい。あなたの中の最も美しいものは、「笑顔」であることを 忘れてはいけない。それをあらわし出すとき、あなたは幸せへの道を歩み出す。よい 行いは、まず「笑顔」からはじまるのだ。 |
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6 | 喜んで働くと人はみな健康になる |
あなたの勤めている仕事場で「たのしく働く」のはとてもよい事で、それでこそ仕事 もうまく行く。そのあなたの明るさは、単にあなただけにとどまらず、あなたの部下 や上司にも拡大するからだ。あなたの家庭にもひろがり、妻や子が生きいきとする。 夫や父の明るさは一家の運命に関わる一大事である。 |
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7 | あらゆる経験はあなたを磨き出す砥石である |
環境は心の影であって、その人の心は、その人にとって最も適した「砥石」を自分の 周囲につくり出すのである。それ故、それによって得られる体験は、我々の魂の中に ハッキリと刻み込まれる。刻み込まれた体験は、何時かは何かの形で生活になくてな らぬところの貴重な風味をそえてくれるのである。 |
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8 | 人を祝福する者は祝福される |
人々を祝福する者は神によって祝福される。人々を憎み呪う者は、神の波長に合わな いから、神の祝福の波からそれる。神は罰を当て給わないが、憎む者、呪う者には、 それに類する者が集って来て自らを傷つけることになるのである。類は類を呼ぶ のである。 |
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9 | 種を蒔いてもすぐには生えない。芽が出るには時間が要る |
あなたが神相観をやり始めると、きっとこう思うだろう。「こんな事をしていて、役 に立つのかしら」「時間がむだではないだろうか」そんな心配は何も要らない。根気 よく毎日やっていると、必ずすばらしい結果が出る。蒔いた種が生えてくる。これが 「因果律」という法則である。 |
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10 | 人は誰でも「真心」によって動かされる |
真心というものは目には見えないが、必ず大きな働きをするのである。真心のこもった 看病によって、多くの人々は死の床から立ち上がっている。真心のこもった仕事は、 愛がなくてはできないのである。仕事を愛し、人を愛し、国を愛しているとき、なす ことに真心がこもるのである。 |
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11 | 恐れる代わりに祈り、呟く代わりに働く者はついに勝つ |
もし我々が取越苦労を一切やめにして、「そのうちにきっとよくなる」と固く信ず るようにすれば、とても楽な一生を送ることができる。いくら心配してみても、心配 や取越苦労は、少しも役に立ちはしない。ただ日々精一杯の努力をすることだけが、 人生を幸福にするのである。 |
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12 | 真の富は与える心にあり受けるばかりの富はやがて消える |
「自分さえ幸せになれば他人はどうだっていい」という様な態度は、やがてその人 自信を傷つけることになります。なぜならこの世界には厳然とした「因果の法則」が あって、「与える心を持つ者が周囲から与え返され、奪う心を持つ者は奪い返される」 ということになるからであります。 |
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13 | 子供の「実相」をひたすら愛し、ほめ、みとめよ |
「教育」とは、人間に内在する「神性」を引き出す作業である。それは、まず人間を 「神の子」として認め、その内在する能力を確信することである。すでに「神の子」で あるところの実相を確認し、それを誉め称えるのである。このような「認め」が大切 であり、そこから一切のよきものが発生する。 |
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14 | 親孝行は、永遠に変わることのない真理である |
私たちの両親は、神の愛が私たちを護り育てるために仮に人間の姿をして地上に 顕現せられた神の化身である。古語に「孝は百行の基」と言われているのは、親が子 を愛する愛情ほど、神の愛が最も完全にあらわれているものはないからそれに報いる 心になるとき、あらゆる善徳が完成するからである。 |
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15 | 困難やスランプや失敗は、すべて進歩向上のチャンスである |
ただ向上あるのみである。丑三時が来たならば、もう夜明けは間近に近いのだ。うす暗い、 そして寒々とした冬に、既に春の準備が着々として行なわれている。一見困難とみえる ものは、全て飛躍への尊い跳躍台である。我々はそれを勇敢にふみこえて、明るい すばらしい「いのち」の世界へと超出しよう。 |
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16 | 地位、名誉、財産は"影"だ。"影"を追ってはならない |
人はいつしかその環境に安住して、物欲にとらわれたり、地位にしがみついたり、名声 を追い求めて執着する。執着を捨てるというのは、人生最大の課題である。どんな に捨ててもよいのだ。本当の愛や智慧、個性、使命は決してなくならない。これにくらべ 名誉や財産などは、単なる幻影にすぎないのである。 |
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17 | 依頼心を捨てると、無限の生命力が湧いてくる |
依頼心を起こしただけ、われわれの生命力は小さくしか発現せず、われわれの健康も 小さくしか発現しないのであります。依頼心を起こさないで、どこどこまでも自分の 生命力を掘り下げてゆくものはついに無限の生命力の噴湧する「大生命」から豊かな 健康の供給を受けることができるのであります。 |
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18 | "互いに半分の魂"だから夫婦になったのである |
どんな手続きで結婚をしようとも、夫婦となったものは、"互いに半分の魂"だから 夫婦になったのである。これが"内在の実相"である。だから、どんな夫婦でもその "内在の実相"は互いに仲よく、かれらが互いに一緒に住むということは、「実相に おいては幸福であるほかはない」のである。 |
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19 | 人生に値引きはない。その人の心だけのものが投げ返される |
人生は払っただけの値段のものを受取ります。人生は正札附きでありますから値切ると 安い値段で幸福がえられると云うような考えを捨てなければなりません。あなたが何 か良き事物を得ようと思われましたならば、今日唯今、自分の持てる最も値のある 物を捧げなければなりません。 |
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20 | われらは種を蒔く人である。常に善行の種を蒔け |
われわれは、言葉の種や想いの種を蒔くのです。それは眼に見えぬ小さい種ですが、 それが段々生長して、眼に見える形にまであらわれて来るのです。だから、言葉 に出すことや、心に思うことは出来るだけ善いことばかりを思うようにしなければ なりません。健康ばかり、繁昌ばかりを思うことです。 |
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21 | 無我の中にこそ神があらわれる |
あまり焦っては幸福になれない。無我であれば神の智慧が導く。神の智慧の導くところ 失敗することはあり得ない。神は自らを自己表現したまうチャンネル(通路)として "無我の人間"を求め給うのである。自己表現の通路に「我」の歪みがあったら 神そのままの表現が出来ないことになるのである。 |
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22 | 御祖先に感謝する者はおのずから栄える |
御祖先に対する感謝は、非常に大切で、これらを忘れていると、不幸な出来事が次々に 起こって来て、大変困ることになります。それは丁度、植木に水や肥料をあげるのを 忘れていると、その植木は何時の間にか枯れてしまうようなものであって、人間にとっての 御祖先は、植木の根に当たるのです。 |
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23 | あなたの悩みを全て神にゆだねよ |
神は到る所に、あなたの内に、あなたの周囲に充ちみちて居給う存在であるから、 何処に何があり、あなたに何が必要であり、その必要なものをどの経路を通してあなたに 引き寄せれば最もよいかを知っていられるのである。あなたの問題を、先ず神相観 して神に告げなさい。そして神の導きを待ちなさい。 |
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24 | とらわれるな。しかも注意深くあれ |
生長の家は常に「当たり前の生活」を行じつつ、実相世界の完全円満を信じつつ、日常 生活の一つ一つを心をこめて行って行く。そしていたずらに肉体生命に執着すること なく、地位や財産や、名声にも固執することもなく、人生の教化課程を感謝にみちて 送って行くのである。 |
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25 | 感謝して働くものには無限の力が湧いて来る |
心配や、取越苦労や、持越苦労や、悲しみや、恐怖心や、嫌う心や、嫉妬心や、疑う心 などは、我々に疲れを与えるものであります。この反対に、愛する心、誉める心、 調和する心、感謝する心は神様と波長が合う心でありますから、神様の無限の力が、 こんこんと湧き出て来て疲れぬのであります。 |
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26 | 神の国は今・此処にそしてあなたの内にある |
誰にでも自己の天国があるのである。自分の脚下を見、真に自分に与えられたものを 享受し、これを生かし働かすとき、其処に天国は現れるのである。富は必ずしも天国 の条件ではないのである。諸君が今此処に於いて与えられたる恩恵に目覚めるとき、 天国は今此処にあるのである。 |
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27 | 今与えられている仕事に感謝せよ |
本当に偉い人達は、いつも一見、卑しい、つまらない、小さい、目だたないように 見える仕事を喜んでして、自分を、自分の「心」を磨いて行かれたのです。 何もかも、みんな神様のお仕事なのです。神様のお仕事には、小さいも卑しいもない。 どれもこれもみんな大きい、輝かな、偉いお仕事なのです。 |
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28 | 人はみな「言葉」によって「運命」をつくる |
我々は、自分の「言葉」によって自分の「運命」をつくるのだ。「私は不幸だ」 とつぶやく者は、いくらでも不幸になるし、「私は幸福だ、有難い」と口癖のように 言う者は、その言葉の通り、幸福な人間になることができるのである。我々は もっと明るい言葉を使わなければならない。 |
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29 | 天地の万物はあなたの味方である |
あなたの実相は神であり、普遍の神と一体であるがゆえに、あなたの実相は、万物と 調和しているのである。あなたの実相は万物と調和しているがゆえに、万物はすべて あなたの味方である。万物はすべて味方である実相をあなたが悟るならば何らあなたに とって恐怖すべきことはないのである。 |
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30 | 愛は大いなる癒す力である |
愛こそは凡ての全てである。愛によって癒されないものは何一つない。女性はすべて を癒す万能の「癒し手」である。女性の愛が、地球を戦乱から救うのであり、すべて の家庭を破壊から守るのであり、夫を高めあげ、子を生長せしめるのである。女性は 地の塩であると同時に、天の宝である。 |
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31 | あなたはつねに神の御恵みの大海にいる |
私達には、沢山の、あふれるばかりの恩恵が天下っていながら、「心の眼」が開かれて いないために、有難いものや、愛情や、好意がわからないのである。だから私達は、 今すぐ心の目を大きく見開こう。そうすれば無限に楽しく素晴らしい「悦びの国」が、 今此処に確かにあるということがわかるのだ。 |